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エイリアン:コヴェナントのあらすじネタバレ-リドリー・スコットの自己満足映画

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映画 エイリアン:コヴェナント

エイリアンと言えばリドリー・スコット監督の代表する作品で、知らない人はいないだろう。本作はそんな1979年に公開されたエイリアンの誕生の秘話に迫る物語である。

 

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 キャスト

出演: マイケル・ファスベンダー, キャサリン・ウォーターストン, ビリー・クラダップ, ダニー・マクブライド, デミアン・ビチル
監督: p.g.a. リドリー・スコット

 

評価

60/100点

 

エイリアンコヴェナントのあらすじ・ネタバレ

(Wikipediaを一部改変)

2104年、植民船コヴェナント号は、船を管理するアンドロイドのウォルター、冷凍休眠中の乗組員15人と2千人の入植者、1千体以上の人間の胎芽を乗せ、惑星「オリガエ6」に向けて航行中、突如発生したニュートリノの衝撃波を受け、甚大なトラブルに見舞われることとなった。

その際に、船長のブランソンがカプセル内で発生した火災で死亡、彼の妻で人類移住計画責任者のダニエルズは悲嘆に暮れることとなった。

副船長のオラムが船長となり船の復旧作業に勤める中、船外修理中のテネシーがまるで人間の歌声に聞こえるような謎の信号を受信する。

オラム船長は先のトラブルの事もあり、この惑星の調査を決定。ダニエルズは、不確実な可能性より元の計画を遂行すべきだと主張するが、彼はそれを押し切って調査隊を編成することとなった。

オラム、ダニエルズ、ウォルター、生物学者カリン、科学者ファリス、護衛隊員のロープ、コール、ハレット、レドワード、ローゼンタール、アンカーの計11名の調査隊が惑星に降下。

信号発信源の朽ちた宇宙船を発見することとなるが、そこでダニエルズは「E・ショウ」と名前が書かれたドッグタグと写真を発見した。その写真に写っていたのは、11年前に消息を絶ったプロメテウス号の乗員エリザベス・ショウ博士だった。

別行動で生物学調査を行うカリンに同行したレドワードや探索をしていたハレットの耳に、謎の黒い胞子が潜り込む。レドワードは次第に体調を崩して苦しみ始め、謎の生物が彼の身体から飛び出してきた。

ファリスはその謎の生き物を撃退すべくショットガンで必死に応戦するが、可燃物タンクを誤射し船は爆発ファリスが絶命する。ハレットも苦しみ始め、口から2体目のネオモーフが出現、ダニエルズを庇ったウォルターの左手首を食いちぎり、アンカーを殺害苦戦するその時、何者かが閃光弾が打ち上げ、ネオモーフは退却する。

彼らを助けたのは、ウォルターと同じ容姿を持つアンドロイド、プロメテウス号に随行していたデヴィッドであった。一行は救助が来るまでの間、彼の隠れ家に身を潜めることとなった。一方、コヴェナント号のテネシー、アップワース、リックスの3人は、船体の強度限界で低軌道に降下できず、通信回復できずにいた。

水場に行ったローゼンタールが戻らないことを不審に思い探しに行ったオラムは、彼女の無残な死体とネオモーフと心を通わせようとするデヴィッドを目の当たりにする。全て罠だったと察したオラムは銃でネオモーフを射殺し、デヴィッドに銃口を向け真実を話すよう詰め寄る。デヴィッドはそれに応じ、研究の過程を見せていく。そしてデヴィッドが最終成果と評して見せたのは、無数の卵(エイリアン・エッグ)であった。促されるまま卵を覗き込んだオラムは、飛び出したフェイスハガーに張り付かれてしまう。そして彼の胸を突き破ってプロトモーフが誕生する。デヴィッドは恐るべき計画を抱いていた。彼は人類に代わる「完璧な生命体」の創造を研究していたのだった。ショウ博士も実験体にされていた。デヴィッドは彼女の身体を宿主として利用し、エイリアンを創造。意図的に信号を発信し、宿主となる人間が来るのを待っていたのだった。

同じ頃、ダニエルズらはコヴェナント号との通信に成功し救助を要請。ロープとコールは他の仲間を呼びに研究施設内へ行くことになる。

デヴィッドの研究資料見て彼の思惑に気付いたダニエルズにデヴィッドが襲いかかるが、そこにウォルターが駆けつける。ダニエルズとロープは研究施設を脱出し、救助にきたテネシーの操縦する作業船に乗り込むことに成功した。しかしプロトモーフが作業船に飛び乗り襲ってきて、決死の覚悟で船外に出てプロトモーフと戦い、テネシーとの連携でこれを撃退、コヴェナント号へ帰還する。

エイリアン:コヴェナントのラスト結末は?

 全てが終わったかのように見えたが、コヴェナント号のAI「マザー」から、正体不明の生体反応を感知したと緊急事態が発せられる。

ダニエルズとテネシーが医療室へ向かうと、ロープが胸を突き破られ死亡していた。

彼は既にゼノモーフを産みつけられており、誕生したゼノモーフはシャワー室で逢引中だったリックスとアップワースを惨殺する。

ダニエルズとテネシーは、監視室のウォルターのサポートを受けながらゼノモーフをテラフォーミング・ベイに誘い出し、隔壁を開いたことで船外に吸い出された車両にゼノモーフにぶつけ、宇宙空間へ放り出す。

 生き残ったダニエルズとテネシーは、オリガエ6を目指して再び冷凍休眠に入ろうとしていた。カプセルに入ったダニエルズは、ふとウォルターにブランソンの話をするが、彼は不敵な笑みを浮かべるのみであった。

その時ダニエルズは、彼がウォルターに成り代わっていたデヴィッドだと悟るが、デヴィッドはかまわず冷凍休眠を起動させる。

 コヴェナント号を乗っ取ったデヴィッドは、体内に隠していたフェイスハガーの胚が入った容器を2つ取り出し、人間の胎芽が冷凍保管されているキャビネットに入れる。そしてウォルターを装い、ダニエルズとテネシー以外の乗務員はニュートリノの衝撃波により死亡と記録した。デヴィッドの新しい計画が開始される中、彼や冷凍休眠中の多くの入植者達や胎芽を載せたコヴェナント号はオリガエ6を目指して航行するのであった。 

エイリアンコヴェナントのネタバレ感想

本作は1979年のエイリアンのエピソード1ともいえる、エイリアンはどのようにして生まれたのか、という謎を主題に置いているファンにとってはたまらない作品であったのではないだろうか。

私自身はそれほどファンではないので正直それほどこの作品は評価していない。

もちろん映像の綺麗さや作品の出来などはもう超一流監督なのだから当たり前、むしろそのプラスアルファが欲しいところである。

 エイリアンの前作までと違い、それほどエイリアン自体はあまり出てこないというのが率直な感想。エイリアン2のときのようにとにかくエイリアンがシューティングゲームのように出まくって撃ちまくる、そういう派手さもあまりない。

かといってエイリアン1のときのような何者かわからない得体の知れない化け物に襲われるような恐怖というじわりじわりくる作品でもなかった。

それも仕方がないはず。エイリアンといえば誰もが知る作品であり、モンスターであるからこそ、1のときのような得体の知れない恐怖のようなものは見ているこちらでは感じることはできないし、そんな作品はなんだかうすら寒くなってしまうだろう。

ゾンビ映画でいえば頭を打ち抜くことが弱点ということを知らなかったフリをするのと同じくらい不自然だ。

この点はおそらくリドリースコットもとても苦労しただろう。どのような構成にすればファンが喜ぶのか?

結果彼が出した答え。映画プロメテウスからの何年物作品作りを通して、本作で主題になっているのはエイリアンはどのようにして作り出されたか。

もちろん、人間と同様にダーウィンの進化論よろしく、自然に生まれ生き残ってきたという選択しもあったのだろうが、リドリー・スコットが選んだのは「彼らは人為的に作られた」という結論であった。

正確には作ったのは人間が作り出したアンドロイドだから間接的に人為的な製作物である。

スターウォーズに始まり、とにかく最近はエピソード1が多すぎる。人間ファンになるとその起源を知りたくなるのだろうが、私自身は正直言って、起源などどうでもいいと思ってしまうのである。

 なぜエイリアンは生み出されたか、などどうでもよい。創造主がいてもいなくてもどっちでもいいというのが私のドライな一面であり、そういう意味で本作は私にとって裏切られたような作品であったことは否めない。

 

良くも悪くもリドリースコットの自己満足作品

多くのレビューで創造主についての本作を評価するものと評価しないレビューが入り交じっている。

私自身はあまり、評価していない。それはエイリアンに対するこだわりや愛情が他人よりもないからだろう。

私が期待したのはエイリアンが人を喰う存在であり、私が見に行ったのはエイリアンが人を喰う姿なのだ。

だが、開始1時間一向にエイリアンは出てこないし、出てきても出来損ないのネオモーフ(第一世代のエイリアン)がちょこちょこ出てくるだけである。はじめ1時間はただただ、エイリアン創世記のドキュメンタリーである。

私が本作をリドリースコットの自己満足とするのはつまり彼は映画を作り出した自分自身を神にしたいだけなのだ。

つまりどうやってエイリアンは生まれたか?話どおりにいえばアンドロイドのデヴィッドであり、それをさらにつくった人間であり、さらに遡ればリドリー・スコットなのである。

だから私自身はどうやって生まれたか、というのにはとことん興味がないのだ。

 

エイリアン:コヴェナントの最後に

 例えばレザーフェイスが生まれた時の映画テキサスチェーンソー・ビギニングなんかは冒頭10分くらいで彼が生まれ全ての説明が終わる。それはそれで満足であり、あとは帰ってきたレザーフェイスが残り1時間半無双するのを楽しみにしているのである。

まるで続編があるかのような終わり方であったが、続編を見に行くかどうかはかなら微妙だなと思った次第である。