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【映画レビュー】バーフバリ(bahubali)伝説誕生のあらすじ・ネタバレレビュー感想【ボリウッド最高傑作】

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製作本数ではハリウッドをしのぐボリウッド。

とは言ったもののやはり日本人にはまだまだなじみはないのではないでしょうか。

インド歴代興行収入No1を樹立しているというバーフバリを見ました。

バーフバリのキャスト・評価は?

原題:bahubali

出演: プラバース, ラーナー・ダッグバーティ, タマンナー, サティヤラージ
監督: S.S.ラージャマウリ

評価 90点/100点

 

バーフバリ-伝説誕生のあらすじ

前半はシヴドゥの物語

大国マヒシュマティ王国の女性シヴァガミは敵兵から逃げて、川まで追い詰められてしまう。

川でおぼれたシヴァガミはシヴァ神に祈りを捧げ、赤ちゃんだけを救おうと祈りを捧げた。

翌朝、赤ん坊の泣き声を聞き村人が集まり、赤ん坊を川から助け出し、シヴァガミは滝の上を指差した後に川に沈んでいく。

村長の妻サンガは助けた子供を神からの授かりもの言い、自身で育てることを決める。

25年後、シヴドゥは逞しい青年に成長するが、成長と共に滝の上の世界に興味を抱くようになり、毎日滝をよじ登ろうと試みていた。

ある日シヴドゥは滝から落ちてきた仮面に夢中になっていた。

その仮面が女性の物だと知ったシヴドゥは持ち主の女性に会いたいと願うようになり女性の幻に導かれて遂に滝の頂上に到達する。

滝の上に到達したシヴドゥは付近を散策し、そこで探し求めていた女性アヴァンティカと出会う

彼女は、暴君バラーラデーヴァに捕らえられ幽閉の身のデーヴァセーナ王妃を救い出そうとするクンタラ王国一党に所属していた。

互いに惹かれあうとシヴドゥアヴァンティカ次第に彼女の心を掴み、二人は愛し合うようになる。

しかし、アヴァンティカは王妃救出の使命を思い出し、シヴドゥを置いてマヒシュマティに向かうが、途中でマヒシュマティの兵隊に捕まってしまう。兵士たちはアヴァンティカを殺そうとするが、駆け付けたシヴドゥに全滅させられる。その際、兵士の一人が彼を見て「バーフバリ」と呟き許しを請う。シヴドゥは自身の使命を感じ、アヴァンティカに代わり王妃の救出を引き受け、単身マヒシュマティに乗り込む。

都ではバラーラデーヴァの誕生日を祝う祝典が開催され、黄金のバラーラデーヴァ像の建立式が行われていた。シヴドゥは倒れかけた巨大な黄金像の下敷きになりかけた老人を救い姿を消すが、その姿を見た国民は「バーフバリ」の名を叫び出す。シヴドゥが宮殿に火をかけて騒ぎを起こし、混乱に乗じてデーヴァセーナを助け出して脱出するが、バラーラデーヴァの息子バドラ王子の部隊に捕まってしまう。

デーヴァセーナが傷つくのを見て逆上したシヴドゥは兵士たちを全滅させ逃げようとしたバドラの首を刎ねる。カッタッパはシヴドゥを殺そうとするが、彼の顔を見た途端、「バーフバリ」と叫び戦意を喪失する。翌朝、シヴドゥは自分の正体をカッタッパに尋ね、自分の正体がマヒシュマティの王子であることを知る。驚くシヴドゥに対し、カッタッパは彼の父王アマレンドラ・バーフバリの生涯を語り出す。

後半はバーフバリの物語

50年前、マヒシュマティ王国を建国したヴィクラマデーヴァ王が急死し、時を同じくして王妃も病死する。後には生まれたばかりの王子バーフバリが残され、国務は王兄ビッジャラデーヴァの妃シヴァガミが代行することになった。シヴァガミは「バーフバリとバラーラデーヴァのうち、より優れた者を王位に就ける」と宣言する。

バーフバリとバラーラデーヴァは成長して文武両道に優れた王子となり、王位を決める試練を難なく成し遂げていく。シヴァガミはどちらを王位に就けるべきか迷う。ある日カーラケーヤ軍10万人が攻め込んでくる事態になりカーラケーヤ族長を討ち取った方を王位に就けることとなった

バーフバリの布を用いた火計により、カーラケーヤ軍が混乱したスキを突き、バーフバリとバラーラデーヴァの部隊が出撃し敵陣に突入する。族長は捕らえた村人を盾にして抵抗するが、バラーラデーヴァは人質ごとカーラケーヤ軍を撃破し、バーフバリは人質を救出しつつ攻撃を加える。最終的にバーフバリは族長を追い詰め止めを刺そうとするが、間に入ったバラーラデーヴァが止めを刺した。

勝利に沸き立つマヒシュマティの陣地では、シヴァガミがバラーラデーヴァの武勇を称賛するが、彼女はバーフバリを次の国王に指名する。シヴァガミは「バラーラデーヴァは戦いに夢中になっていたが、バーフバリは国民を救うことを考えていた100人を倒すのは英雄であり、1人を救うの神である」と語り、バーフバリは王位に推戴される。

最後、カッタッパは「バーフバリは仲間に裏切られて死んだ」と語り、「その裏切り者は自分だ」と告白をしてエンドとなる。

バーフバリ-伝説誕生のネタバレ感想

 前半 シヴドゥ編の感想

 まず開始早々の映像の綺麗さに度肝を抜かれる。実写とCGの部分が多分にあるのだろうが、大自然の雄大さを見事に描いており、迫力のある映像を堪能することができる。

インド人は全部同じに見えてしますが、シヴドゥが男前なのと、極めてマッチョなので何をしていてもすぐに彼だとわかってしまう。

また単なるマッチョではなく、高貴な血であることを演じている役者の演技がうまいこともよくわかる。

 彼自身はすでに発想が凡人のそれではなく、優しい心と強い行動力を持っている。シヴァ神にいつも水をささげている母親のためにシヴァ神自体を滝に持っていく機転が彼の自由な発想と優しい心、正しいことへの行動力の片りんを見せている。

前半部分は特にシヴドゥの心の成長と自身のルーツが中心になる。

強い力を持ちながら軽やかに踊るシヴドゥは後半のバーフバリと同様の人物とは思えない。ただ、最終的に王位をついだバーフバリは強さだけでなく民への優しさを持っていた。そういう意味でこの人として軽やかな考えや思考ができるのは血筋だと言える。

民と一緒に生活しながらも使命を常に感じ取り、滝の上まで登るところは通常なら展開が遅いと怒る観客もいるかもしれないが、ゆったりと平民から自身のルーツを辿る旅に見ている人間も一緒に行っているようで時間を忘れてみることができる。

1点ボリウッドでは基本的に映画内に必ずと言っていいほど歌が入る。有名な作品だと100人くらいがなぜか一斉に踊り歌いだすのだが、本作ではそこまではないものの、恋愛シーンでは何度か歌が入ってきた。これは必ず吹き替えでみるのではなく、字幕版で映画を見るべきであろう。ボリウッドを吹き替え版で見るのは愚の骨頂である。

話を元に戻そう。それにしてもアヴァンティカは目が覚めるほどの美人だった。仮面を見るだけでシヴドゥが惚れるのもわかる。

元々戦士である彼女はいつもはぼろ布をまとい、髪もボサボサであるが、シヴドゥの力によって一人の女に目覚め、奇麗な自分に目覚める。

これも一つのシヴドゥのカリスマ性がなせる技かもしれない。

カリスマという言葉が出たが前半部分はシヴドゥのシヴドゥがとにかく随所に見られる。そういう形で作品を作りたいというのがにじみだしており、それがとてもうまく表現されている。彼のカリスマ性が何をやってもいい方向に進むし、周りの人間を幸せにしていくのである。アヴァンティカ自身も戦士としてではなく、一人の人間として、女としての自分に目覚めたのはやはりシヴドゥのカリスマだろう。

 あとはシヴドゥの類まれなる頭の良さと天性の戦闘センスにより、なんなくデーヴァセーナを救出する。ここらへんは気持ちのいいほど店舗の早い展開で見ていて気持ちがいい。

このころから時々出てくるバーフバリ!!コール。シヴドゥを見てはまるで飲み会のコールのようにバーフバリとつぶやく人が出てくる。こういうのは結構好きなのでテンションが上がる。

戦闘シーンも丁寧に作られている。ミクロでの派手な格闘というよりはマクロでの戦闘の迫力を追求していることはまあしょうがないだろう。ここらへんは映画300のほうがうまく作っていると思うが、ボリウッドにしては十分合格だろう。

前半ラストのカッタッパがシヴドゥを見てバーフバリ!!と叫ぶところは個人的に最高の見どころ。

戦闘の迫力が少し小さかった分、ここのバーフバリコールが前半を素晴らしい点数に押し上げている。

 

後半 バーフバリ編の感想

 後半は回想シーンからはじまる。シヴドゥとバーフバリを演じている人間が同じだが、まあそこはご愛敬か。

前半でみんながシヴドゥを見て「バーフバリ!!」って叫んでいたのをまあ顔が同じだから、という風に見れば許されるという見方もできる。

バーフバリ編はアクションが満載だ。前半が高貴で、優しく、カリスマなシヴドゥと対照的に力強く、王の素質があり、民に慕われるリーダーというバーフバリ本来の姿が見れる。

映像や音楽は前半に続き迫力のある撮りになっているのはもちろんのこと、バーフバリ王が民に慕われている理由を丁寧に細かいエピソードを交えながら観客に伝えており、まさに英雄の伝記を読んでいる気分である。

彼のすごいところは戦闘能力ではなく、その周りに影響を与える力である。戦争の中で味方を鼓舞するのにとにかく残虐な方法だったり血を飛び散らせて鼓舞するのではなく、言葉で自分についてこい!と力強く線上で兵士に力説する姿は映画ロードオブザリングでアラゴルンが最後の特攻で民を導いた名シーンと似ている。

戦争の中であっても、家督の牛であったり、民の命を一番に考えている王。こんな素晴らしい王がいる王国はなんともいい王国だろう。

現代でこれほどのカリスマとリーダーシップと愛情を持ったリーダーはいないだろう。

全てがうまくいったラスト。観客も満足に浸っているころに物語のラストはあんなにバーフバリを支えたカッタッパが裏切ったという告白で終わる。

本作ではカッタッパが縁の下の力持ちとして物語を盛り上げる。

2もおそらく彼の活躍が物語を面白くすることは間違いないだろう。

 

最後に 全体的な感想

映像、音楽、キャラクター、世界観、シナリオ全てを満足させる映画である。

はじめのボリウッド特有のピーヒャラ音楽は好みが分かれるものだと思うが、海外旅行に行って地元のダンスを観光で見たと思えばまあそれなりに満足なものであろう。

何よりバーフバリの英雄としての描かれ方がすべての面で気持ちのいいものであった。

とにかくまっすぐで優しくて力強いバーフバリを圧倒的な映像クオリティと壮大な音楽と考え抜かれたシナリオでバーフバリの活躍を伝説レベルまで押し上げている作品と言える。

私自身の書く映画レビューとしても最長レベルの長さになっているのは視聴を終わってからすぐに書き始めたことで興奮のあまり言葉が止まらないこともあるだろう。

もうすぐ続編がDVDで出るのでぜひそれも見てみたいと思う。