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【映画レビュー】クライモリのあらすじ・ネタバレ感想【食人族のカテゴリーキング】

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クライモリのキャスト・スタッフ

出演: エリザ・デュシュク, エマニュエル・シューキー, リンディ・ブース, デズモンド・ハリントン, ジェレミー・シスト
監督: ロブ・シュミット

クライモリのあらすじ(前半)

ヴァージニア州には、マウンテンマンの伝説がありました。

それは近親結婚の弊害や遺伝子の変異により生まれてしまう、特殊な姿をした人間です。

その姿は醜いものですが、筋力は異常に発達し、暴力的傾向を持っています。
マウンテンマンたちは山に隠れて暮らし、時折人間を襲っては狩って、その肉を食べて生きていました。行方不明者は今まで数えきれないほどいます。
ウェストバージニア州の未開発地を、医師のクリスは南へと車を走らせていた。
 医学生のクリス・フリンは面接のために急いでいましたが、途中大渋滞に巻き込まれます。
唯一の国道でタンクローリーが事故を起こして化学物質を撒き散らしたため、渋滞は2時間以上解消しそうにないと聞いたクリスは、最寄りの給油所まで車で乗り付けました。

そこには一人の老人がいましたが、「公衆電話は壊れている」と言います。

クリスはそこで一枚の地図を見つけ老人に「このベアマウンテン街道は、なぜ点線になっているんですか?」と聞くと老人は「塗装がされていない、砂利道だ」と答えます。

しかしその道を行けば30キロ先で国道と合流している事を知り、山道へと入って行きます。

山道の途中で道が二手に分かれており、クリスは「ベアマウンテン街道」と書かれた看板が立っていた細い道へと入って行きます。
 急いでマスタングを飛ばしていくと、 道の脇に鹿の死体があり、バックミラーで見ながら運転していたクリスは、道の中央に停車していた車に追突してしまいます。

 車が道の中央で立ち往生していたのは、有刺鉄線を踏んでパンクしていたからです。そこに乗っていたのは5人の若者フラニー、エヴァン、ジェシー、スコット、カーリー、クリスです。

携帯は圏外で通じず、車は2台とも壊れてしまったので、仕方なくエヴァンとフランシーンの2人を車に残して、4人は電話を求めて山の奥へと入って行きます。しかしそこは行き止まりになっており、別の道を探し歩き出します。

その頃、車に残っていたエヴァンが居なくなったのに気づき探しにいくフランシーンでしたが、そのまま何者かによって殺されてしまいます。
フラニーはクリスの車を遊び半分で物色しました。

その間に恋人・エヴァンがいなくなります。探しに出たフラニーはエヴァンの靴片方と左耳を見つけました。

悲鳴を上げようとしたフラニーは、背後から口を有刺鉄線で塞がれました。
…クリスらは、クリスとジェシー、スコットとカーリーの二手に分かれ、道を下りながら誰かいないか探ります。

二手に分かれた彼らは合流し、掘立小屋を見つけます。周囲にはおびただしい数の廃車が並んでおり、不気味な感じがしました。
カーリーがトイレに行きたいと言い出し、クリスは呼びかけながら小屋に入ります。

小屋は無人ですがレコードが回っていて、人が住んでいる気配はありました。

小屋を見て回った一同は、不気味なものを目撃しました。

散らかった部屋で、まるで何かから奪ってきたものを集めたかのようです。

外には廃車が多くあり、 台所らしき場所で、何かを煮込んだ鍋がありました。

そこで人間の歯らしきものが見つかります。
冷蔵庫には内臓っぽいものがたくさん詰められていました。
バスルームでは人間の手首が見つかります。
この家の異常な事態に気づいた4人はmその場を立ち去ろうとしますが、運悪く住人が車を牽引して戻ってきてしまい、4人は家の中に隠れます。

クライモリのあらすじ(後半)

住人の男はマウンテンマンです。マウンテンマンが寝ている隙に4人はこっそり家を出ようとしますが、気づかれてしまい急いで逃げ出します。気づいたマウンテンマンは車で追ってきます。
一同は走って逃げ、やがて新しいめの車がたくさん止められた場所に就きました。車の周辺は血が飛び散っています。
トラックが来たので4人は車の影に隠れます。マウンテンマンは3人いました。
クリスがおとりとなってマウンテンマンをひきつけ、残りの3人が彼らのトラックを奪う計画を立てます。しかし走り出したクリスは左ひざ下をあっけなく銃撃されて転倒しました。
それを見たスコットが新たにおとりとなって森へ走り出し、マウンテンマンが追います。女2人がトラックを奪い、クリスを回収して逃げました。
スコットの姿を見つけた3人は声をかけ、スコットは近づいてきましたが、矢で射抜かれ目の前で絶命します。
 急いで車を走らせた彼らは途中の道が倒木で通行不能となり泥にはまって抜けられませんでした。
仕方なく車を乗り捨てた3人は、森からおりて警察に通報しようと歩いきだします。
歩いていると、巨大な監視塔を見つけます。無線機を探して3人はのぼりだします。
救急セットを見つけたジェシーは、クリスの怪我の手当てをしました。
カーリーは発光灯と、年代物の無線機を見つけます。周波数をそのままにして呼びかけてみました。
夜になり、たいまつを持ったマウンテンマン3人が山狩りをするのが見えます。
レンジャー本部から「位置を教えろ」という無線が入りました。
クリスは急いで「ベアマウンテン街道の北にあるキャンプ場の監視塔」と場所を告げました。 一度はマウンテンマンが監視塔に来ましたが、入り口のところでクリスらは撃退します。しかし監視塔に火をつけられました。あぶり出す気です。
監視塔から下の枝に飛び移ろうとクリスが言い、最初にダイブします。針葉樹の太い枝に助けられて無事に枝に降りられました。
マウンテンマンが追ってのぼって来て、カーリーが斧で首を刎ねられました。ジェシーが声でおびき寄せ、クリスが枝で弾いてマウンテンマンを落とし、クリスとジェシーは滝へ移動します。
翌朝、滝の裏から出たクリスとジェシーは移動を開始します。下に道を見つけますが、急な崖で降りられそうにありません。そこへマウンテンマンが現れ、ジェシーが連れ去られます。クリスはパトカーを見かけ、半ば落ちつつも崖から降りました。
保安官は「昨夜監視塔から連絡した者か」とクリスに確認しますが、左目を刺されて死にます。マウンテンマンは保安官を車に乗せ、車のキーを取りました。その間にクリスはの車の下に張り付きます。
ジェシーが拘束されてナイフを突きつけられている時、保安官を連れたマウンテンマンが帰宅します。保安官の死体を運びこむために、ジェシーに向かっていた男が席を外しました。
クリスが玄関に火をつけ、さらに火炎瓶で攻撃してナイフでマウンテンマンを刺すと、ジェシーの拘束を解き始めますが、マウンテンマンは死んでおらず襲ってきます。ジェシーは残りの拘束を自力で解くと、矢を男に刺しました。
手斧で別のマウンテンマンも倒しますが、彼らの筋力は異常に発達しているので、そのくらいでは誰1人として死にません。
銃でトラクターのガソリンタンクを撃ち、爆発で掘立小屋を粉砕しました。

その後、クリスとジェシーはマウンテンマンのトラックで逃げ、ガソリンスタンドまで移動します。
トラックを見るとガソリンスタンドの主は家に隠れます。クリスは運転席から出ると、貼ってあった地図を剥がして去りました。

クライモリのネタバレ感想

 クライモリという題名からでは何の作品かわかりづらいですが、この作品はグロありの食人族の話です。

同様の内容としてはヒルズハブアイズなどがありますが、通常人の目に触れる作品ではないですし、それほど有名な作品になるものではありません。

この映画が続編やパロディのようなものまでできてるのは過去にスティーブン・キングが年間のベストホラーに選んだ作品だからというシンプルな理由。

なるほど、当時としては画期的な内容だったのでしょうが、今見るとありきたりなサバイバルもの。

深い森の中で罠をはったり、ハンティングされたりで男女が襲われるサバイバルホラーですよね。

有刺鉄線で口裂け女とされてしまったり、斧の一撃で口から下が分断されてしまったり、この手のスラッシャー映画の見所である惨殺シーンはそれなりにがんばっています。しかし肝心のグロさはさほどでもありません。
それでも結構楽しく見れてしまうのは、テンポのよいストーリー性のおかげでしょう。

上映時間84分という短めの映画で場面がどんどん切り替わっていきます。

大抵のB級ホラーは途中で脈絡のない主人公とヒロインのラブシーンがあったり、意味のないかつ楽しくない謎の会話がダラダラ続いたり、謎の過去や設定で時間をつぶすことがありません。

人間というものは適度な緊張感を持続している間は充実した一時を過ごせるものです。

ピンと張りつめた状態のままだと、それはホラー映画を楽しむどころではなく拷問に近い。

だからよく出来たホラーというものはこの緊張をほぐす絶妙な間が存在します。
しかし余計な中だるみしちゃうようなシーンが続くと、緊張が必要以上にほぐれてしまい、ダラーッとしてしまう。

こうなっちゃうと、怖い場面に突入した時、こちらの恐怖の感性が追いつかなくなってしまう。
結構怖そうで怖くなかったホラーというのはこのパターンが多いように思えます。だから作品としてはその後半にショックシーンを連発するような安易な構成になってしまう。

その点この作品は上手く出来ているのではないでしょうか。緊張感とその緩みのバランスがいいのです。これがテンポの良さにつながっていて、飽きることなく一気に見れてしまう。

被害者の数は割と少な目。でも怖さを売り物にした映画は、この程度が一番いいのかも知れません。

とにかく犠牲者の数を競うように作られた作品はやはり怖さの点では希薄になってしまいます。

惨殺シーンを何度も見せられてしまうと慣れてしまうのですね。だから必要以上のグロさに頼らざるを得なくなる。

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食人族のカテゴリーキング

ヒルズハブアイズのような食人族のジャンルを獲得に貢献した映画であることは間違いありません。特にマウンテンマンのメイクはいいですよね。

モンスターよりも人間に近くて、殺人鬼よりもモンスターに近い、この絶妙なバランスを持ったのが彼らなのです。

もちろん、障害というか、病気でそうなったというのもあるのかもしれませんが、「なんだかいそうな」こんなキャラクターは実は一番怖い存在だったりするのかもしれません。

 

クライモリの最後に

クライモリシリーズも6作品が出るまでに至ったのですから、偉大な映画の一つになりそうです。

ちなみに私はクライモリ2が一番好きなんです。なんというか、この1をはちゃめちゃにした映画なのが2なんです。

というのも2以降はマウンテンマンの個性がどんどん出てくるのでそこから目が離せないんですよね。