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ジェーン・ドウの解剖の感想・あらすじ・ネタバレ評価【映画レビュー解説】

ジェーン・ドウの解剖のあらすじ・ネタバレレビュー

今日はホラー映画ジェーン・ドウの解剖の感想あらすじを紹介します。
2017年面白かったホラー映画として選んでいる人もいっぱいいる映画なのでとても楽しみです。
比較的番宣もしていたので万人にうけるタイプのホラーなのでしょう。
ネタバレしていることも多々あるのでご注意を!

【ジェーン・ドウの解剖の評価・あらすじ・キャスト】

85/100点
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ベテラン検死官トミーは、同じく検死官の息子オースティンと遺体安置所を営んでいる。
ある嵐の夜、警察から緊急の依頼が入る。
それは、謎の惨殺事件の現場から全裸で見つかった身元不明の美女“ジェーン・ドウ"の死体の検死解剖だった。
通常の検死だと思われたが、メスを入れ解剖を進めるにつれ、体内が焼かれ切断されているなど、異常な状態が判明。やがてあり得ない物の数々が体内で見つかり、起こり得ない現象が次々と発生、衝撃と戦慄が走る。
外は暴風雨、通信も途絶えていた。隔絶され、閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖が始まる…。
(アマゾン)

【キャスト】
監督:アンドレ・ウーヴレダル(『トロール・ハンター』)
製作:フレッド・バーガー(『ラ・ラ・ランド』)他
脚本:イアン・ゴールドバーグ(『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』)、リチャード・ナイン

【ジェーン・ドウの解剖の解釈レビュー・ネタバレあり】

まず言いたいのはこの映画はホラーであるということ。
あたかもサスペンスのように紹介されている記事が見られますが、完全にこれはホラーです。
サスペンスとしては正直面白みはありませんが、ホラーとしてはかなり怖かったので十分合格点のお話だと思います。

物語はある一家の惨殺事件からはじまります。
一家が殺されたあげく、どうも外に逃げ出そうとした途中で死んでしまった、というような状況でした。
そんな中である一つの死体が見つかります。
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見た瞬間に感じた私の違和感。ジャケットの写真もそうですが

「あまりに奇麗すぎる死体」

まるでまだ生きているような傷一つない死体にとても違和感を感じます。
そして物語はこの奇麗な死体を解剖する解剖室で展開を迎えます。
解剖シーンがこんなに長い映画もないでしょう。特にはじめの30分くらいはとにかく解剖解剖解剖です。
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もちろん解剖ですのでグロい部分も多々ありますが、それはちょっとリアルにした結果であり特にここでは脅かしにはきません。
ここで注目すべきはグロではなく、死体の状況です。
すなわち
真っ黒になった肺
傷だらけの心臓
瘢痕組織
手首足首の骨折
舌を引き抜かれた跡
歯を抜いて自分で飲み込ませた
皮膚の内側に魔方陣が書いてある
解剖すると今死んだかのような鮮血
などなどの不可解な死体の数々です。

ちなみに解剖シーンの中でとくにカメラワークが特徴的です。
一部位ごとに解剖すると必ず顔を写すのです。
もちろん死んでいるので動きなどないはずですが、何度も顔を写すことでなんだか今にも動き出しそうな不気味さがあります。

ここで彼らは気づきます。
彼女は単に殺されたのではなく、拷問のように苦しめるためにこれらの傷を負ったのだと。
ただそれでは一つ矛盾が生じます。それは私がはじめに書いた、原型をとどめたまま傷一つない、きれいな身体であることです。
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ラジオから聞こえる不気味な音楽「もう逃げられない。悪魔がくる」というノイズも入りだします。
そんな謎が明らかになってきた次の瞬間から物語は加速しはじめます。

不思議なポルターガイストや謎の攻撃をお父さんが受けます。
必死に抵抗した結果「あればあの遺体が起こしている」という結論に至り、さらに解剖をすすめていきます。

そして出た結論は

「彼女はまだ生きている」

どういうわけかすでに死んで埋められて、解剖もされているのに彼女の脳細胞は生きているのです。
また、身体から出てきた魔法陣を調べた結果、ある一つの結論がでます。

「彼女はその昔魔女狩りで殺された魔女だ」

魔女が復讐のために自分に近づく人間に対して自分自身の身体を媒介として相手に呪いをかけるようにしたのです。
それは自分が味わった苦しみを相手にも味合わせること。

ジェーン・ドウの解剖のラストは?

結果的にお父さんも息子も魔女の魔の手により殺されてしまいます。

後日警察に親子の死体が発見されますがそのときラジオからは

「4日間快晴が続いています」

という音が流れてきます。

ん?たしか天候が荒れて外に出られなくなったと思うけど、、、、、
考えられることはいくつありますが、つまり親子が魔女に襲われたのは現実の世界とは別の世界であったと言えます。
つまり、親子はもう魔女とかかわった瞬間にもうその魔の手に落ちていたといえます。

さらに運び出された死体は親子と魔女のものだけ、、、ということは彼女の分は?彼女の死も単に絶望を与えるための幻だったかもしれませんね。
なにしろどこにも出入口がなく封鎖されていたので彼女も入ってこれるはずがありません。
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最後は魔女の死体を別の大学へ移します。そしてその道すがら例の不気味な音楽、そして動く指、そう彼女はまだ生きているわけです。
この伏線のために作中、死人の足に鈴をつける習慣について紹介されています。

【ジェーン・ドウの解剖の感想レビュー】

久しぶりに王道のホラーを見たように思います。
派手グロな映画ばかり見ていましたが本作は日本映画に通ずる骨のそこまでびびらせるようなそういう静かな怒りと脅しが含まれています。
ホラー映画が好きな方はぜひ見ていただきたい作品だと思います。