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iDeCoに騙されないで!!金融機関が説明しない不都合な真実【永久保存備忘録】

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世間ではiDeCoに入りましょう!という銀行や証券会社からのダイレクトメールがよく来ます。

私もあけて中を見て、なるほど確かにいいことづくめだな~という印象を持ちましたが、契約は正しい知識を持って慎重に行うべきです。

はじめに言っておきますと私自身はiDeCoに加入していますし、そのメリットを最大限享受していますが、それは正しい知識を持って決断をしたからです。

今日は少なくても金融機関の人が教えてくれなかった、いいことばかりじゃないiDeCoについて書きたいと思います。

そもそもiDeCoとは?

iDeCoは個人型確定拠出年金というもので、個人が老後の貯蓄をしていくための年金制度です。

少子高齢化がすすむ日本では国の年金制度は崩壊しつつあり、それを補完するために個人での積立を年金として進めることを推し進める狙いがあります。

え、自分で貯金するのと何が違うの?というところですが。一般的にはiDeCoには以下のメリットがあります。

①積み立てた金額が所得から控除されるため、税金が安くなる

②運用した運用益が非課税

③受け取るときに税金がかからない

と金融機関のパンフレットに書かれています。

 

これだけ見ると、「え、普通に貯金しているよりも積み立てた分、税金が安くなるなら絶対お得じゃん!!!」と思っている方は少し注意が必要です。

世の中そんなに甘くはありません。

それでは私が思うiDeCoの注意点を見ていきたいと思います。

 

iDeCoはおおむね60歳まで引き出せない

最大にして最恐のデメリットですが、iDeCoは60歳まで引き出せません。

企業では現金預金を何十年も塩漬けにするなんて絶対にありえない経営判断です。

このデメリットはよく金融機関の人がさらっと説明していますし、まあこれぐらいいいんじゃない?という人もいるかもしれませんが、あならのライフプランとしっかり比べてください。

特に若い人が何も考えずにiDeCoに入るケースがありますが、待ってください。

人生でもっともお金を使う時期はいつでしょうか?それは30代~40代だと思っています。その時期になると基本的に結婚~出産~子育てと人生のライフステージが大きく変わる時期です。

特に子供がいる家庭では生まれてから大学に入るまではとてもお金がかかります。

人によっては車を買う、家を買う時期でもあり、多額の頭金が必要になるケースが多々あります。

あなた自身や家族が病気になり多額のお金が必要になるかもしれません。

そんな人生でもっともお金がかかる時期に使えないお金があるというのはこれは大きなリスクです。

よくある駄目な例はiDeCoで積み立てを行って、頭金がないから住宅ローンや車のローンを多めに組んでしまうパターンです。車のローンの金利は諸費用いれるとおおむね3%7%ぐらいになります。こんなに高い金利を払うのであればiDeCoに入らずに全部頭金に入れるほうが合理的です。

もっといえば、将来にかけて積み立てを行うのがiDeCoですが、もっともお金がかからない老人のときにお金がいっぱいあるよりは30代~40代のときにお金を使えるほうがいいですよね。これは養老保険や積立保険にも同じことが言えます。

 加入後転職した場合など手続きがめんどくさい

iDeCoは年金とついていますが、基本的には個人での積み立てに変わりありません。そのため、加入の手続きよりも加入後の手続きを自分でやらないといけないため煩雑です。

その一つが転職での手続き。転職した場合、通常は銀行口座などは何も手続きがいりませんが、iDeCoは企業がとっている年金制度によって積立額に相違がでますので企業側と連携してiDeCoをやらないといけないのです。

転職先が例えば管理部が弱い中小企業の場合、最悪iDeCoの積立ができない可能性も十分あります。

逆に大企業に転身して企業年金がある会社になると突然積立額が減少し、毎年の維持費用だけかかり、メリットが半減することもあります。

あるいは、専業主婦になるとメリットが全くないため単に資金を塩漬けにしただけになります。

受け取る手続きもおそらく自分でやる必要がありそうです。

普通退職金や国の年金は自分の知らないところで積み立てていて自動でやってくれますよね?あれはあなたの会社の人事部の人がしっかり手続きをやってくれているからです。iDeCoはそうではないです。

自分で拠出から転職時の移行、受け取りまでやらないといけないのです。

こういった加入後のメンテナンスはどうも面倒くさそうだなというのが色々調べた結果でした。

口座維持の手数料がかかる

金融機関の営業マンが「iDeCoは引き出すことはできませんが、預入額を減らしたり0にできたりしますので実質途中でやめられますよ!」ということを言う人がいたら要注意です。

間違ったことは言っていませんが、iDeCoと預金口座や証券口座の違いは維持管理手数料がかかる金融機関があることに注意が必要です。

月額数百円ですが、年間で2000円以上にはなります。これは口座がある限り存続しますので一生かかる料金だと思うべきです。

やめられないどころか、使ってもいない口座で手数料を取られ続けるということが起きるのです。

維持手数料が無料のところもありますが、大抵は条件がついています。

受け取るときに税金がかからないという嘘

 メリットで書いた「受け取るときに税金がかからない」という記述は厳密には嘘です。正確には「受け取るときに税金がかからないケースがあります」です。

iDeCoは税金がかかるケースもあります。

http://diamond.jp/articles/-/99709

詳細はこちらに書いてあるものを読んだほうがいいと思いますが、簡単に言えば、iDeCoと別に会社から退職金が出るケースがあったとしましょう。

大きな会社だと多額の退職金が出ますが、多額の退職金には税金がかかります。iDeCoも退職金と同じ扱いなので、多額の退職金にさらにiDeCoがプラスされることで課税される可能性が高いのです。

せっかく今まで節税してきたのに最後の最後で多額の税金を払うことになります。

ではこれを避けるためにはどうすればいいか。

まず自身の退職金とiDeCoの合計額と退職所得控除の金額を算出し、控除額限界までいけるかを確認する必要があります。

そして退職所得の控除額を超える場合はiDeCoを翌年度以降に繰り越して受け取る手続きをすればいいのです。

簡単に言いましたが、退職所得の計算を厳密に理解している人はどれくらいいるでしょうか。

退職所得は単に〇万円を控除して、、という単純な話ではなく、段階的な計算で20年間は40万円、それ以降は年70万円の控除額になるので控除だけでも計算がやっかいです。さらに退職金を受け取った時点から起算して、重複期間を除く必要があります。

ちんぷんかんぷんではないですか?そのため、厳密な計算は素人はできないため、これは安易に「受け取るときに税金がかからないよ」とは言えないのです。

そのため「iDeCoは税金がかからない!」ということを鵜呑みにしてそれだけで判断するのは危険ですね。

まとめると退職所得の計算が少し複雑であること、iDeCoは受け取るタイミングと金額により税金がかかったりかからなかったりする。これらを今ではなく、少しボケかけた60歳くらいのときに正常に判断してはじめて「受け取るときに税金がかからない」と言えるのです。

 

iDeCoで騙されないためにやるべきこと

まずはしっかり自分のライフプランを考えるべきです。

女性であれば専業主婦になった瞬間に意味のない制度です。

自分の会社に退職金制度があるかどうかを確認してみてください。

自身が企業年金のある会社であればあまりiDeCoのメリットは享受できないですし、一般的に退職金がそれなりに出る会社であれば税金がかかるリスクがあります。

そして疑問点があれば最寄りの金融機関でしっかり理解しておきましょう。そしてそれをしっかり紙に残して保管しておきましょう。なにしろiDeCoを受け取るときは今から何十年もあとのタイムカプセルのようなもので今理解して整理したことがボケる直前の60歳で実行しないといけないのですから。 

iDeCoに騙されないで!の最後に

おいしい話には裏がある。とまでは言いませんが、それなりに面倒くさい話があることは十分理解した上でiDeCoに申し込んでください。

金融機関は基本ここらへんのリスクを説明しません。

悪気があるわけではなく、何しろ話が複雑で窓口の人も完全に説明できないからです。

私の周りにも安易に加入しているケースが散見されますが、これは確実に将来後悔するケースあるな~と思ったので今日はここに私の備忘としても書きました。

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