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【現役会計士】映画ブログで確定申告のOK・NG!ばれる?経費の範囲は?注意点を解説!

(この記事は2019年1月時点の情報を元に書いています。)

映画ブログと確定申告

映画ブログと確定申告

年末年始のゆっくりした空気も落ち着き始め、やっと新しい年が始まったな~というこの時期。

そろそろみんな苦手な確定申告の時期が来ました。

私は公認会計士・税理士としての給料を本業でもらいながらこの映画ブログを書いていますし、ブログから広告収入が上がっています(いわゆる「副業」)ので確定申告が必要になります。

今日は映画ブログでの確定申告について書いていこうと思います。

副業での確定申告と20万円

まず、よく言われる「サラリーマンが副業での稼ぎが20万円以下なら確定申告不要!」という内容は注意が必要です。よくある勘違いを上げていきます。

20万は確定申告の要否

「今年の収入は10万円だから申告の必要はない」

文字だけ見るとあっていますが、あなたは今年確定申告をしますか?

サラリーマンでも確定申告をするケースがあります。

初年度の住宅ローン控除、医療費控除、年末調整の追加調整、ふるさと納税(寄付金控除)2か所から給料が出てる、などサラリーマンも確定申告をする機会が増えてきました。

あくまでも20万円の所得のラインは「確定申告の要否」であり、もし上記のような他の理由で確定申告をするならば仮に10万円であっても申告が必要になります。(申告しない場合は申告漏れになります)

もちろん元々フリーランスの方であれば当然確定申告が必要です。

給与所得になるケース

ブログ運営ではあまりないと思いますが、雇用関係のある状態での給料(アルバイトや社員など)であれば給与所得になりますのでこれは金額に関係なく確定申告の必要が出てきます。

収入と所得

「副業のGoogleアドセンス収入が21万円になったから確定申告をしないと!」

収入と所得の違いを知っていますか?

所得=収入ー経費

つまり、アドセンスで21万円であったとしても経費を差し引いて20万円以下であれば確定申告の必要はありません。

経費の範囲

先ほど所得=収入ー経費という話を書きましたが、収入は入金してくる金額なので決まっていますが、経費というのは「これがそう!」というのは一概に言えません。

今回は映画ブログで経費になるであろう範囲を私なりに整理します。

(あくまでも私の申告方針ですので皆さまは自己判断でお願いします)

ちなみに経費は必要に応じて私的利用の部分と按分する必要があります。

ブログ運営費用

ブログでの運営費用にははてなブログの有料会員代金、サーバー代、ドメイン代(更新料含む)、有料デザインの代金などが経費に含まれます。

動画配信サービス

U-NEXT、NETFLIX、Huluなどの動画配信サービスも映画を見るために必要なので経費に含まれます。

厳密にはAmazon Prime Videoはミュージックやプライム特典が多くあるので、動画部分を按分することが理論上正しいのでしょうが、金額も僅少なので全部入れることにしています。

ビデオレンタル代

ツタヤ、DMMなどのDVDレンタルも含まれます。宅配レンタルもOKです。

映画館チケット代

映画館に見に行ったチケット代もOKです。

パンフレットもOKです。

映画館で飲食したものは厳しいでしょう。通常自家消費はだめですので私ならNGです。

書籍・本・有料NOTE

ブログに関することであればOKです。例えばSEOに関すること、ワードプレスの本、アドセンスの本、映画ブログなら映画に関する本もOKです。

ネット上の有料のNoteなどもいいでしょう。

PC

これは注意が必要です。

PCなどはブログでも使いますし、それ以外でもメールの確認、SNSなどでも使います。

通常利用の何%ぐらいをブログに使っていますでしょうか?

私はおおむね50%ぐらいにしています。(結構適当ですが。。。)

つまり10万円のPCを購入したら5万円を経費にしています。

経費の中でも高額のものは特に按分計算はしっかりしたほうがいいでしょう。

PC付属品

モニター、USBメモリ、ハードディスク、マウス、キーボード、イヤホンなど必要なものは経費にできます。

ただし、PC同様按分計算は必要になります。

特に付属品とPCは連動しているので按分割合は同じにしましょう。

スマホ代・インターネット代

これも按分が必要でしょう。

テレビ

「映画をテレビで見るからテレビも経費」

一件理屈に合っていますが、おそらく厳しいでしょう。

まず按分計算をしてみると、うちで言えば4人家族で4人全員テレビを見ますし、そのうち何割が映画を見るのに使われるでしょうか、、、ニュースや子供のアニメなどおそらく10%ぐらいだと思います。(逆に言えば10%ならOKです)

家賃・水道光熱費など

「家でブログを書くから家賃や水道光熱費も経費」

これも按分してみたらわかりますが、おそらく厳しいでしょう。

ブログを書くスペースというのは家の中でも椅子と机だけなので、これもせいぜい0~10%くらいでしょう。(逆に言えば0%~10%ならOKの可能性もありますが)

ただ、個人的には専業ならいざ知らず、副業レベルでこれらの費用を入れるのはあまりおすすめしません。

ちなみに住宅ローンの返済金額を経費に入れるのはNGです。そもそも借金の返済なので経費性がありません。

カフェ代

ブログを書くためにカフェに立ち寄った場合のコーヒー代はOKです。

ちなみに「夕食を食べながらブログを書いたので高級フレンチ代や居酒屋代を経費」というのは厳しいでしょう。

あくまでも「場所を借りて書く」場合の費用として常識の範囲内の金額(個人的には1000円くらいかなと思います)にしましょう。

飲み会代

交際費として例えばブロガーの集まりやSEOのノウハウを持っている人への接待などであればOKです。

私的な飲み会代は当然NGです。

交通費

映画館へ行く交通費もOKです。ただし、最近の電車は切符でなく、SUICAなどの電子マネーなので私的な利用との区分が難しいのでそこを正確に分けておく必要があります。

また、チャージした金額はそのまま経費になるものではありません。厳密にはチャージした金額は切手などと同様に貯蔵品になります。(使ったときに経費になる)

車のガソリンは区分が難しいので入れないほうが無難でしょう。

映画館の駐車場代はOKでしょう。

ライター代

私は使っていませんが、中にはクラウドワークスなどライターを使っている人もいるでしょうから執筆代は経費です。

なお、親族(同一家計)が書いているケースでは経費にはなりませんので注意が必要です。

服代

「映画を見に行くには服が必要だから服も経費になる」

完全にNGです。服のような汎用性が高いものは経費にすることは難しいでしょう。

過去に大学教授がスーツを経費にしてNGにされた判例があります。

ただし、例えば映画イベント用のTシャツなど、「その時しか使わない」ようなものであれば経費にする余地があります。

経費が落ちない(否認される)理由

税務署に指摘されて経費にならない理由は一言で言えば「ありえないから」の一言に尽きます。

税務署の判断の第一歩は、所得と収入と経費の割合です。

例えば副業でやっている収入が伸びているのにいつまでたっても所得が出ない、などははっきり言って異常⇒税金を抑えるために変な経費が入っているのでは?となるわけです。

個人的にはブログである程度収入があれば所得は4割~6割くらいは最低でも出るでしょう、という感覚があります。100万円収入であれば40~60万円くらいは最低でも所得があるのでは?という感覚です。

そこから大きく外れてしまうと目を付けられます。

経費を入れるかの判断

経費を入れるかの判断は個々の事由で決まりますので最後は自分の判断です。

他の人が見て

「いや、それはだめでしょ」

「それ入れたら何でもありでしょ」

というものはおそらく自分でも薄々感じているはずです。

それでもうーん、5分5分かな~というものであれば私は入れればいいと思っています。

 

バレないから確定申告しない判断

結論から言えば、おすすめしません。

正直言えば、数十万円の所得があるかどうかなど税務署はわからないのでバレない可能性はかなり高いです。

ですが、私の経験から言って申告することをおすすめするのは以下の理由があります。

いつかバレる

仮にあなたのブログがいつかうまくいって年間何百万円と儲かるようになるとしましょう。

その時税務調査が入ると過去何年分かは調査される可能性があります。

するとGoogleAdsenseやA8など管理画面見れば一発で収入が過去どれだけあったかがバレます。

そこで追徴課税されてしまいます。

無申告の罪は重い

収入の無申告は「悪意あるもの」と解釈されやすく、罰金(税金でいう「加算税」)が重いです。

無申告のケースですと、無申告加算税、不納付加算税、重加算税など加えると40%以上の追加税率になることもあります。

しかも過去の申告になると、経費に入れられる範囲も狭くなってしまい実質的な納税額が通常申告していた場合よりもかなり多くなってしまうのです。

 

まだアグレッシブな経費のほうがマシ

立場的にこういうことを言ってはいけないのですが、どうしても税金抑えたいのなら、まだ思い切った経費を追加するほうがリスクが少ないでしょう。

無申告よりも罪が軽く、過少申告加算税という無申告時よりもペナルティが軽いものになります。

(もちろん、あまりに露骨な経費追加はだめです)

 

確定申告するか迷う人へ

確かに確定申告は面倒ですが、おそらく副業を頑張ってやる人たちであれば一度勉強することはとてもいい経験になると思います。

増してブログ収益というのは継続的に収益になるものですので、ある程度軌道に乗った方は今後の長いことを考えると確定申告を検討するといいと思います。

(税金は個別の事由で左右されるので自己判断でお願いします。不安な場合は税務署か顧問税理士に相談しましょう)